度々卒業式の夢を見る(特に大学。今朝は高校だった)。夢の中の自分はいつも新鮮な気持ちで焦っている。今まで迎えたどの卒業式でも心が動いたことはなく、きっと、それゆえ未だに心が卒業できていない。だからこうして繰り返し夢を見るのだろう。とにかく、何においても「終わり」を迎えるのが苦手なのだ(人の生死も)。苦手というのはつまり、終わることがどういうことなのかよくわかっておらず、当事者としての自覚がない。これまでを終わらせ、これからを始める覚悟がない、ということ。多分、ケジメをつけたことがない。いつも勝手に終わらせられ、勝手に始めさせられている。周囲=社会の流れをきちんと受け止め、身を預けて実行することが何よりも難しい。みんな、いつ誰に教わったのだろう。生まれてこの方ずっとこんな風なのに、人前に出ると途端に優等生になってしまう。一つ一つ、なぜ?どうやって?と詰めていかないと、些細なこともできない。心が追いつかない。いちいち納得する必要がある。自分がそれを今やるべき理由を見つけないといけない。いや、こういう思考だから何も始められていないのでは。事前完璧主義。とりあえずやってみるのハードルがやけに高い。今年の抱負は、現実を、生活を整えて、一歩ずつ前に、前に進めること。誰かに少しずつ助けてもらいながら、時に迷惑もかけながら。