本や映画などのコンテンツが自分の思考にわかりやすく影響を及ぼすことってあまりないのだけれど、映画『怪物』を観てから、"同じ出来事でも視点によっては全く別の物語になり得る"ということだけは強く心に残っていて、特に人伝に聞いた人間関係についての噂話などは、信じることも疑うこともせず、ただ情報として、"この人はこう言っていた"と記憶するようにしている。『流浪の月』でも同じようなことが言える。あくまで考えるべきはそれに対して"自分がどうしたいか"なので、流されないようにしたい。結局のところ全ては1対1の関係から成り立っている。