『あの夜であえたら』を東京国際フォーラムで観てきた。1人でグッズのペンライトを持って席に着くと、両隣も同じように1人で来ているいくらちゃん(リスナーの総称)だったので親近感が湧いた。普段は表に出てこないラジオ好きな人達がこうして一斉に姿を現すのは、なんというか、奇妙だ。みんなどこか照れくさそうで、明らかに嬉しそうなのに、お互い深く介入するわけでもない。それが面白おかしい。へんてこで良い。本番中、これはラジオならではの良さだなと思ったのは、笑いが起きる度に、みんなこのネタ(文脈)を知っているんだなと、同じラジオを聴いてきた過去の時間を共有できること。孤独だった時間が精算されるような感覚。こんなことはどこかで誰かが既に言っていたのを覚えているけど、改めてイベントに直接参加してみて実感できたのは嬉しかった。配信を見るだけじゃ味わえなかった一体感だったと思う。舞台に立っている役者さんたちの人柄もラジオを通して知っているからこそ、演技中も変に違和感を抱くことなく素直に応援する気持ちでいられたのは大きな発見であり進展だった。あれだけの人数が集まっていたのにも関わらず、「"疎外感"が全くと言っていいほど無かった」のは、自分の人生を振り返ってみても、かなり革命的なことだ。ラジオに出会えて、好きでよかった。

 

↑書き始めたら驚くほどすらすらと感想が溢れ出てきてすごい。何も思いつかなくても、とりあえず書き始めてみることが大事なんだね。また自分の気持ちがわからないまま、ただコンテンツを消化して、すぐに忘れてしまうのではないかと不安だったから…はてなブログやっててよかった。

 

ふとTVerを開いて見つけたドラマ『すべて忘れてしまうから』と、『いちばんすきな花』が気になる。余裕あればチェックする。